
以前からコナラを玉切りしていると、時々異臭(腐敗臭)が気になることがあったのですが、「劣勢木で樹勢が弱まり腐朽菌が侵入したのだろう、こいつはやがて枯れる樹だ。」くらいに考えていました。
先日伐ったコナラが、一本は電線電柱に偏心し、もう一本は住宅に偏心している二本立ちでした。著しく伐倒方向が制限された樹でしたので注意深く観察してみると、どう見ても光環境に恵まれ樹勢もあり、周りの樹に優占していると思われるのに、どちらの樹も幹に縦方向のクラックが1m以上が入っているのです。

この割れを修復するために、癒合(ゆごう)組織が割れに沿って形成されますが、癒合組織が薄いため、その後再び凍裂により割れてしまい、その繰り返しにより、割れに沿って盛り上がった「ヘビサガリ」と呼ばれる症状が、樹木表面に確認できるようになるのです。
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